宇都宮観光ガイド|大谷石文化・餃子グルメ・自然を楽しむ完全ガイド

カネホン採石場

稼働中の採石場を見学できる貴重な体験

カネホン採石場は現在稼働中の大谷石の露天採石場で、採石場に隣接して石材加工所や石材屑の堆積場、山主の住居兼事務所があり、採石業の一連の流れを見ることができます 。現役の露天採石場は日本には現在カネホン採石場しかありません 。

稼働中の採石場が土日祝日限定で壮大なスケールの遊び場に早変わりします 。平日は採石作業が行われているため、見学は週末に限定されています。

160年の歴史を持つ採石場

160年以上にわたって露天掘りが行われており、高さ30メートルを超える岩盤が歴史を物語っています 。160年にわたって採掘されてきた巨大空間は日常を忘れるダイナミックな光景で、一瞬どこにいるのか分からなくなるような迫力があります 。

創業160年の歴史ある採石場で、現在も石材の採掘と加工が続けられています 。実際の作業現場を間近で見ることができる貴重な機会となっています。

充実の見学ツアーと体験プログラム

採石場見学ツアー

現在も稼働中の大谷石採石場をガイドさんと巡るツアーで、45年間採掘された大きな空間は絶景です 。見学ツアーの所要時間は30分程度で、ガイドが付いて採石場見学を行うことができます 。

見学時には急な坂を上り下りしますので、ヘルメットと長靴を無料で借りての参加となります 。宇都宮市のシティガイドさんがとてもわかりやすく大谷石の採石場の歴史等についてお話してくださいます 。

大谷石窯ピザ焼き体験

見学のみのツアーのほか、石窯ピザ焼き体験や石の端材を使った工作体験も実施しています 。ピザ焼き体験はトッピング済のピザを大谷石のピザ窯で焼く体験で、大谷石の特性の解説があり、ピザを焼く前にクイズ大会もあります 。

ピザ窯は400度を超える火力で、一人一枚のピザをスタッフに教えてもらいながら焼いて食べることができます。大谷石の耐火性を体感できる人気の体験プログラムです。

その他のアクティビティ

2023年にはジップラインもオープンしました 。大谷石を使って石灯りや表札を作る体験など盛り沢山で、来場者様だけに特価にてご提供の商品も各種展示しています 。

大谷石のアウトレット品の詰め放題や宝探し体験など、家族連れでも楽しめる様々なプログラムが用意されています。

料金と営業時間

入場料は500円、採石場見学ツアーは300円、大谷石窯でピザ焼き体験は1,300円、大谷石ものづくり体験は3,000円となっています 。体験する内容によって金額が加算されていく仕組みです。

営業時間は毎週土曜・日曜・祝日の10時00分から16時00分です 。天候やその他の諸事情により開場が中止になる場合があるため、事前確認が推奨されます。来場前にKANEHON採石場のホームページでご確認ください。

見学時の注意点

露天掘りなので日が差すと非常に暑くなります 。夏場の見学では日傘や帽子、飲み物の持参が推奨されます。一方で、雨天時や前日に大雨が降った場合は、採石場の下の方まで見学できない可能性があります。

見学に参加すると、終わりに大谷石が土台になっているペーパークリップがもらえます 。参加の記念として持ち帰ることができます。

アクセス

住所は栃木県宇都宮市大谷町209で、宇都宮ICからほど近く、アクセスは悪くありません 。駐車場は料金はもちろん無料で、広くて停めやすくなっています 。

地下採石場見学で有名な大谷資料館の近くに位置しており、大谷エリアの観光と合わせて訪れることができます。最近できた観光地のため、古いナビでは出てこない場合があるので、住所での検索が推奨されます。

大谷資料館との違い

大谷資料館の地下採掘場跡は、1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)までの約70年をかけて大谷石を掘り出して出来た巨大な地下空間です 。こちらは既に採掘を終えた跡地を資料館として公開しています。

一方、カネホン採石場は現在も稼働中の採石場であり、実際の採掘現場や石材加工の様子を見学できる点が大きな特徴です。両施設は異なる魅力を持っているため、時間があれば両方を訪れることで大谷石文化をより深く理解できます。